いい先生ほど嫌われるのはなぜ??



今週はいつも私たちを担任してくださってるカサンドラ先生が休暇なので、代わりの先生が来てくださっています。

アリスは年配の先生で月曜日のケンブリッジリーディング・ライティングを担当してるので、みんなよく知っています。

月曜日の授業ではボキャブラリーの強化に重きを置いていて、敢えて知らない単語だらけのマテリアルを読んで、先生に解説をしてもらいながら理解していきます。私はこの流れが大好きです。聞いてるだけで単語を増やせるからです(笑)

嘘嘘。初めて出会う単語を英和辞書で引く前に先生が英語で説明してくれて、英語のまま理解させてもらえるってすごくよくないですか?それに、当たり前のことですけど、ただ単語のリストを与えられるより興味深いマテリアルを用いてコンテクストと合わせながら勉強した方が頭に残ります。


でも、先ほど行ったように、聞いてるだけの時間が少し長いのも事実…かな。陰で文句を言う生徒もいるのが悲しいです。

あとアリスの話す英語はとってもゆっくりで、先生の英語を聞くこと自体にリスニング向上の効果はなさそうです。子供に向かって話してるな〜感。
でもその代わり、先生の使う単語はバリエーションが豊富でとてもカラフルな印象。goodやniceのような単調な単語は避けながら、あえて先週勉強した新しい単語も自然と会話の中に混ぜてくるので、そこらへんに熟練の技術を感じます。


カサンドラは割とその変気にせず友達みたいな感覚でしゃべってくれてる気がします。でもさすがにスラングは使っていない気がします。先生によってはスラングたくさん使う人もいるらしいですが、そういう言葉は万人に需要があるわけではありません。聞きたくない人だっているかもしれません。それに、いつかビジネスイングリッシュの先生がおっしゃっていたけれど、先にフォーマルな英語を覚えておけばあとでそれをくずすのは簡単だけど、先にくずれた英語を覚えてしまうとあとになってフォーマルな英語を覚えるのは難しい…という考え方もあるみたいです。確かに!ですね。


他にも年配の先生でニアーという愛日家のおじいちゃんのアドバンストグラマーの授業も私大好きでした。イントロダクションの日常会話がその日のグラマーフォーカスときちんと繋がっていて、そのなめらかな進行に何度感動したことか。あとわからない生徒のための例の出し方がすごくわかりやすい!!ただ例文を与えるのではなく、生徒が共感できるシチュエーションの例文をつくることで生徒の理解を手助けしていました。真似したいなって何度も思いました。
あと、当たり前のことのようですが、答え合わせをするときは必ずボードに答えを書き出してくれます。案外他の先生はこの作業をしてくれません。答えは必ず黒板に書きなさいってうちの大学の授業で言われたから、日本ではどの先生も当たり前にやっているのではと思います。聞き逃しを防いでスペルミスなどを見落とさないために必要な作業です。
あとニアー先生いわく、娘が産まれてからはスラングのような言葉は一切使っていないようです。だから先生の英語もいつも丁寧で柔らかい印象で聞いていて心地いいです。

でも文法の授業ってやっぱりスピーキングの機会が少ないからつまんないと思う人にはつまんないみたいです。まぁ、さすがに目をキラキラさせながら授業に聞き入ってたのは私だけかもしれませんね(笑)


丁寧な先生ほど生徒の支持を得られないのが不思議。もっと作業感を増やして生徒一人一人にスポットが当たるような活動を取り入れることができればいいのかな。でも、アリスやニアーのような先生も必要ですよ〜(>_<)