あるから楽しい言語差


毎週月曜日はリーディングとライティングのクラス。話を聞いてるだけの時間が長いので退屈と愚痴をこぼす生徒もいますが、私はボキャブラリーを増やすチャンスとしてとても貴重だと思っています。


ライティングの授業の内容が終わって時間が余るとたいていグラマーのエクササイズをします。今日のお題はarticlesでした。めんどくさいですよね、定冠詞/不定冠詞の使い分けも、いつ必要でいつ必要じゃないのかもEFL学習者にとっては難しい概念だし、私も今だに間違えます。


実は月曜日の授業はFCEとCAE合同なので、いつもよりヨーロッパ出身の割合が高くなります。ていうかCAEクラスにいるのってみんなドイツ、オランダ、フランス、スイス出身の人だけかも。あ!イタリアもいたな。FCEはドイツ1人、スイス1人、チリ、ベネズエラ、コロンビア、そして日本人。


で、冠詞の話に戻りますが、彼らの母国語にはみんな形は違えど似たような"冠詞"があるんですよね。私はフランス語をかじってますがやっぱり定冠詞/不定冠詞があります。しかも女性/男性/複数まで区別するのでさらにややこしいです。笑


先生に「日本語にもある?」と聞かれて即答で「ない!」と答えました。小学生でそれを習って、なんでいちいち「ひとつの」ってつけんだよ!って心の中でブチ切れたのを私は忘れません。笑


そしてその流れで先生、「中国語にもないのかしら?」……必死で思い出してみたところ、中国語にも冠詞らしきものがあります!!アジアだからって同じじゃないのよ、先生!!


ちなみに中国語もかじってますが、冠詞というより量詞ですね。名詞の前には必ず数字+量詞をつけます。その量詞が厄介で続く名詞がどんなカテゴリーのものかによって使い分けるのです。人ならどうだとか、服ならどうだとか、平らのものならどうだとか…。これは日本語と似てますね。日本語も鉛筆が1「本」、本が1「冊」とか。


他の言語はよく知りませんが、やっぱり言語差って面白いですよね。たくさん手つけちゃって後悔するときもあるけど、私はいつも最終的にこの楽しい気持ちが勝ります。勉強すればするほどこういう言語比較の楽しさがわかるようになるんでしょうね♪